Symposium

シンポジウム

【第一回musuvime座談会】アザレア・スポーツクラブ様「自分らしく働くとは?」~ひとり、ひとりの考え方・私たちの働くスタイル~

musuvimeは企業の「女性活躍推進」PRのサポートをしております。その中で、女性活躍推進やSDGsなどで取り組まれている働き方への多様なアクション。身近で活躍する他業種の皆さんはどんな働き方や考え方をしているのか興味を持ちました。

 

2020年10月30日(金)、「自分らしく働くとは?」をテーマに座談会を開催。

第一回目のご相手は、女性・子どもに特化しクラブ立ち上げ当初から多様性やデュアルキャリアなどを推進され、女性が活躍されている一般社団法人アザレア・スポーツクラブの皆さんです。アザレア・スポーツクラブの1st PROJECTである、女子7人制ラグビーチーム「アザレア・セブン」で活躍する3名と色々なお話を寄り道しながら意見の交流をしました。

  • 中村麻衣子
    musuvime グラフィックデザイナー
  • 鈴木未来
    musuvime プランナー/ディレクター
  • 平田梓
    musuvime プランナー/ディレクター
  • 冨樫香子さん
    アザレア・セブン 選手 アザレア・スポーツクラブ広報/渉外担当
  • 野毛伸子さん
    アザレア・セブン チームコーディネーター (元15人制ラグビー日本代表)
  • 横山里菜子さん
    アザレア・セブン 選手 (元15人制・7人制ラグビー日本代表)

今のスタイルで活動することになった理由やきっかけは?

野毛

中学校はバスケ、高校、大学は陸上。卒業後、陸上の実業団で徳島に。その後、大学に戻って2年間事務の仕事をしました。その時にラグビーを始めたんです。初めての代表合宿の時に横山さんと出会いました。

横山

野毛さんは、すぐ日本代表になりましたよね。

平田

す、すごいですね。20歳くらいから始めて日本代表??

野毛

24歳の時です。日本代表になり、もっとラグビーに専念できるように大学側が色々と考慮してくれました。事務仕事からラグビー部のマネージャーになり、合宿や遠征にもどんどん行くことが出来ました。本当に感謝しています。しかし、もっと女子でチーム練習をして更に上を目指したいと思い、横浜の女子ラグビーチームに移りました。

その後ラグビーは引退して実家に戻り農業を手伝っていました。その時、静岡に女子のラグビーチームができることを聞き、いろんなご縁があってアザレアへ。初めは選手としてスタートしましたが、チームの土台作りしたいと思うようになって今はチームのコーディネーターをしています。 平日は実家からリモートで仕事をして、週末は泊まりでエコパに来て練習に参加する選手のサポート等をしています。

横山

私は両親がラグビー好きで、小学校2年生からラグビースクールに入り、高校、大学、社会人になってからもずっと神奈川でラグビーを続けてきました。野毛さんと一緒のチームでやらせていただいたり、ちょっと代表に呼んでいただいたり。

野毛

ちょっと代表にって言うけど、ちょっとのレベルじゃないよ。セブンスも15人制もどちらも日本代表なんて。

横山

いえいえ(照)…病院が運営しているラグビーチームに就職して、最初は医療事務をやりながら練習も残業もするハードスケジュール。ちょっと一瞬プッツリと・・疲れてしまって、一回退職をしました。

その後、地元の女子サッカーチームで事務と広告、宣伝関連の仕事をやらせていただきました。一緒にプレーしていた人がコーチになるタイミングで誘いをもらってチームに戻り、広報の仕事と選手を両立していました。2020年3月に、この先続けていく仕事として迷うようになり退部退職しました。就職活動と並行してラグビーを続けるかもと考えている時に、アザレアの練習も見学してみようかなと思い野毛さんに連絡をとったらすごく熱心に誘ってくれました。

環境も良くコーチ陣もしっかりしていて、すごくいいチームだなと感じ移籍してきました。コロナの影響もあって就活も難しく求職中なんですけど…。広報関連に興味がありつつもコーチの資格も取りましたし、プレイヤー目線で自分が持った知識を伝えていくということも意識してやってきたので、これからそういう道もあるかなと考えています。

冨樫

今里菜子さんは、キャプテンとは別のヘルムメンバー(舵取り役)としてチームを引っ張ってくれています。

野毛

教え方も上手なので、みんな聞きに来るんですよね。優しいお姉さんって感じなので、高校卒業したばかりの選手たちは「里菜子さーん」「聞いて聞いて」みたいな感じです。

冨樫

私は、アザレア・スポーツクラブの広報と渉外を担当しています。御社には素敵なwebサイトを作っていただきいつも感謝しています。中学、高校は吹奏楽部でパーカッション(打楽器)を担当していました。父がラグビーをやっていた影響でスポーツをやりたい思いがあり、大学からラグビーを始めました。大学4年間ラグビー部に所属しつつ、世田谷ラグビースクールの中にある女子チーム「世田谷レディース」に入りました。4年間ラグビーをやり切ったわけではなかったのですが、 映像・広告関係の仕事がしたいなと思い映像制作会社に入りました。ただ、メディア関係のお仕事なのでハードでした。ずっと続けていくのには…と思うようになったことと、ラグビーをやり切っていないという思いも強くなり、アザレア・セブンの立ち上げ時に開催されたトライアウトを受けて静岡へ、今は仕事とラグビーを両立しています。

平田

立ち上げ時にアザレア・スポーツクラブ様のお手伝いをさせていただいていて、トライアウト後に関係者の方々が「すごいいい人材が入りそう」っておっしゃってました。丁寧で熱いメールをもらったよって胸打たれてましたよ。冨樫さんですよね?

冨樫

はい。長文メールを送っちゃいました。代表理事の清宮さんからもお返事をいただいて、新しいスタートを切ろうと決心しました。ラグビーも自分にも自信がなかったので、ここで力をつけたいなと今動いているところです。1年間だけでしたが、前職の皆さんには本当にお世話になったと感じています。1年目で叩き込まれていなかったら、今やっている仕事はできないです。これから仕事ももっとスキルアップしていきたいと思っています。

広報の活動を通して言葉の表現を勉強中

平田

冨樫さんは仕事での指示がいつも丁寧で的確。ちゃんと決断してくださるので、尊敬しながらお仕事させていただいています。

横山

選手の中でも仕事面は一番しっかりしているよね。社会人を外で1年間やってきただけあるなっていうのが分かる。本当に丁寧。喋り方がすごくビジネスライクな瞬間があって。この間、エコパでやった試合の表彰式の時、一言お願いしますって言われた時もスイッチパン!って入ってビジネスライクな喋り方になってた。プレイヤーなの?宣伝の人なの?みたいな(笑)

冨樫

そうそう、それが自分でもよく分からなくなる時があって。今は選手か職員でいくのか、このスイッチ入れていいのか入れちゃダメなのかって混同してしまい、後から反省する時があります。SNSやサイトの記事を書いているんですが、この発言は選手目線か運営目線か客観的に見ないと変な文章になってしまうので、そこはスキルアップしたいと思ってます。第三者(副理事長)に確認してもらってやっています。広報誌の「AZALEA Vision」もそうですね。

中村

私も、musuvimeのSNSやブログなどの取りまとめをしています。自分で書くこともあれば、他の方の記事をチェックしたり。誰に対して伝えなきゃいけない文章なのかをはっきりさせるように気をつけています。この記事は、働く女性に向けて?これは企業の方?同業者の皆さん?主婦の方?など。届けたい相手やテーマがブレてしまうと誰にも伝わらないと思うので、私も勉強しながらですが読者目線を心がけています。

冨樫

文章って難しいなって思います。比喩表現とか言葉尻とかもこれであっているのかなって調べながらやると、一回の記事でも1時間以上かかっちゃったりして。

中村

分かります。やっぱり毎日書くことが上手になる秘訣みたいですね。プロのブロガーさんなどは1年書き続けて、前の文章を見返してキレイに書き直しているらしいんですよ。だんだんとスキルアップしているから視点も変わってくるようで、見てもらえるコツも分かってくる。 昔こんなのよく載せてたな…ってなるみたいです。私たちmusuvimeは始めたばかりなので、今はとにかくコツコツコツコツ…続けることが大事だと思っています。

平田

言葉や表現の勉強になりますよね。子供たちに、自分でブログを書かせて、言葉の発信のリスクや効果を実践しながら知って…ってこれからの時代面白そうだと思うんですけどね。

冨樫

今媒体として、アザレア・スポーツクラブ自体が「Instagram・Facebook・Twitter」をやっていて、アザレア・セブンとしては選手が運用しているInstagramがあるんです。あと個々で選手が公開しているものがあるので、ある程度のリスク管理が必要です。今後、「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」に上がる目標もありますし、より多くの人の目に触れるというのを意識しなければなりません。

仕事の楽しさとやりがいは?(アザレア・スポーツクラブの皆さま)

野毛

ずっとコロナでここ(エコパ)で練習という形なのでみんなうずうずしていますが、試合で他のチームと関わって県外でいろんな友達ができたりすることはいいですね。海外に行った時も出会いがあったりして、交流することが楽しいですね。

平田

選手目線とコーディネーター目線で交流という部分で変わってきましたか?

野毛

他のチームの運営側と関わることが増えました。やっぱり女子ラグビーって知られていないので、どうやって女子ラグビーを知ってもらうかとか。女子ラグビー選手の人口も増えてきているとはいえ選手の取り合いや、お金ことなど事情があるので、それぞれのチームの運営方法を聞いて、アザレアでも参考にさせてもらっています。 まだ、これからのチームなので大変な時もありますが、この前の試合(2020年10月25日開催「クラウンメロンセブンズ2020 in Fukuroi」)みたいに勝ってくれたら全てが報われます。

また、アザレアは「女性と子どもに特化した」という新しいスポーツクラブなので、いつか結婚して子供を産んでってなった時にアザレアがサポートできるように考えていろいろと準備をしています。

平田

お母さんになっても復帰しやすい環境って、日本では難しい部分があると思うんですよね。ここにくれば預けることもできて遊べて体育の勉強もできて、お母さん練習できるし…とか、幼稚園と企業とかどこかとコラボしながら…とかできると良いですよね。

野毛

そうですね。子供を安心して預けられてね。スポーツに限らない人たちも交流していきたいですね。まずはがんばって成績が残せるような環境作りをしていきたいです。

仕事の楽しさとやりがいは?(musuvime側)

冨樫

ちなみに、musuvimeの皆さんのやりがいもお伺いしたいです。

中村

私は1日中パソコンと対面していることが多いので、撮影や取材、今日みたいに外に出ていくのは楽しいです。あとは、ありきたりですが、自分が作ったものを見かけた時!眺めたり、手にとったり。些細な喜びがあります。 完成までの過程はすごく大変でも、お客様から「良いものができたね」と声かけられると報われますし「また良いの作りましょうね」と新しい提案ができます。でも、なかなか届いた先の声や反応を聞くことが少なくて…実はクシャクシャって捨てられていることも多いはず。チラシやパンフレットって、役目が終わったらそうなって仕方がないので。できれば、取っておきたくなるようなものや、残っていくような仕事がしたいです。

鈴木

デザイナーさんとは違って、私の今の職業柄自分でものを作ることはしないしデザイン画も描かない、あくまで下層のアイデアや企画。こういうプロモーションしませんか?作りませんか?形には見えない部分なので、でき上がったものがあるデザイナーさんいいなって思うんです。けど、私はお客様と話をして仕事をとるのが仕事。その仕事を取った時にこれだ!っていうものを提案できた時の喜びは大きいです。 色々なお客様がいる中で、何が言いたいのかを汲み取ってその人が思っていることに近付いたものが作れた時も。そこから派生して、本来は「1」しか作らないって始めたことがなぜか最終的に「10」になっちゃったりとか。そう言う部分が楽しいかなって思います。

平田

提案資料を作る時は、世の中のことをひたすら調べたり常に何かに気を張って情報を取らないといけないので本当に時間かかります。最初に方向性の軸を共有して企画をしていないと、関係者が集まった時にアウトプットに対して好き嫌いの判断になってしまいます。だから、最初の部分ってとても大事なんですね。 第一段階でそこまでがんばった提案がお客様に承認されたことが嬉しい、第二段階は情報が出て喜んでもらえること、使ってくれる方がいて。誰かの評価って嬉しいですよね。

理想のチームワークとリーダーシップって?

中村

musuvimeが立ち上がって1年ちょっとになりますが、チームワークのことや、リーダーシップのことなど参考にしたいなと思って。何か心がけることがあれば教えていただきたいです。

横山

そうですね。1個の目標を掲げ、全員がそこに向かっていくっていうのが一番芯がしっかりして分かりやすいかなと思いますが、そういうチームは結果を求めがちです。アザレアは色々な年代がいたり多様性を大切にするチーム、試合に勝つことだけが目標じゃない部分もあります。例えば、すごい情熱でラグビーをしている人も、上手くなりたいけど楽しみたい人もいます。 その部分をどうまとめればいいか、少し迷うところもあります。熱量も大事ですけど、やっぱり楽しくないと続かない。好きになってもらえるチームであること、魅力を持った人間が発信することが大事だと思います。

あと、役割分担ですかね。引っ張る人と、支える人と。言い方もそれぞれに合わせることも。

今アザレアは新人の子(高卒の大学1年生)がキャプテンをしています。チームの方針として、長く続けている、長くコミットしているからではなく、情熱を持ってアザレアを選んでくれた選手を上に立てたんです。そして、経験のある人がサポートするという形。今のアザレアには、これが理想の形かなって思います。

平田

確かにすごい人がキャプテンだとちょっと聞きに行きづらかったりとか、楽しみたいという人からしたら、少し怖いなって思ってしまったり。 新しいキャプテンが立ってそれを支える先輩方のサポートがしっかりしているという形が色々な思考に合わせやすいのかも?

鈴木

上に立つ、引っ張っていく側のプレッシャーってあるんですか?

横山

やっぱり向き不向きはありますけど、本人が自分は向いていないと思っていても周りから見たら十分できるでしょ、というのはあると思う。意外と役割を与えてみると、しっかりできる子もいますよね。

平田

チャンスを与える、役割を与えられる上司が私は理想です。伸びるんですよね。そういうこともできて引っ張れる上司や先輩ってリーダーとしてすごいのかなって思いますね。

冨樫

以前別のチームにいた時、里菜子さんと1度合同チームでプレーさせてもらったことがありました。アザレア・セブンで再会して、里菜子さんが「パス前よりいい感じに変わった?」って言ってくれたんですよ。1回しか一緒にプレーしていないのに、それを見ていただいていたのも、覚えていてくれたことも嬉しかったです。

平田

それってスポーツあるあるですか?合同練習して癖を覚えているとかって。

横山

ありますね。ポジション柄全員と関わる場所ということもあると思います。

冨樫

里菜子さんは、みんなに指示を出すゲームメーカーです。前の試合で私がトライをさせてもらったのは、全部、里菜子さんのパスやキックからで。活かされてます。

野毛

横山さんは、みんなを活かす役だよね。

中村

そこに注目して、試合を見てみたいです。役割分担、本当大事ですね。musuvimeでも、最近役割分担を決めたんです。「みんなを活かす」って、かっこいいですね。そこ意識してみたいです。

アザレアさんとの共通点としてスタンスがみんな違うというのはあります。働き方もバラバラですし、みんなで盛り上げたいと言う人もいれば与えられたものを黙々とやりたい人もいる。その人にあった話し方など心がけたいですね。

アザレア・スポーツクラブ浜松へ進出

鈴木

アザレアさんは静岡県内で初めての女子ラグビーチームで。掛川や袋井の方は知っている方が多いですけど、浜松では知っている方が少なくてすごくもったいないなって思います。広報の方では今後どうしていかれる予定ですか?

冨樫

浜松方面にあまり進出できていないことはアザレアスタッフも感じていて、もうちょっと広げられたらいいなと思っています。スーパーのチェーン店等にポスターを貼ってもらったり、広報誌「AZALEA Vision」を置いてもらったりと実践はしていますが、イベントなど直接市民の方々と交流できる機会を今後考えていきたいですね。

平田

ジャストアイディアですけど、勝手に浜松コラボで(うなぎパイとか浜松城とか)県内の名所をPRしちゃうとか。

野毛

ちょうどそれをやり始めたところで!2020年1月は法多山へ2月は可睡斎ひなまつりに行く企画をスタッフで考えていたんですよ。静岡県の名所を巡って、インスタでハッシュタグをつけて見てくれる人を増やすとか。でもコロナの影響で、これからという時にストップしてしまって。浜名湖で自転車サイクリング1周も考えています。

冨樫

ハッシュタグで観光地を検索したり、グルメを検索する若者が多くて。名所を回るだけでもいいかも。その地域の飲食店がフォローしてくださったりっていうこともあるんですよね。

平田

今Googleよりハッシュタグ検索した方が体験が分かる、写真で分かるって検索がそちらになっているみたいですね。「静岡のみんなに応援してほしいです」とか「みんなの認知高めたいです」とか。相談する系の呟きをしてもいいかも。Twitterとかでこうして欲しいなって。

鈴木

ここは広報のお二人に頑張っていただいて。何かあればmusuvimeがサポートしますね。

ライフワークバランス。オンオフって難しい

平田

ライフワークバランスと言われていますが、皆さんどこでオンオフされているんですか?コツとかありますか?

冨樫

ちょうどコロナで東京にも出ていけない、友達にも会えないという状況の中、流行りのリモート電話したり飲み会をしましたけど、それも長続きしませんでした。基本日曜日は1日オフがあるんですけど、試合やイベントがあるとそれも無くなってしまうので。夜練習がない火曜日木曜日にゆっくりしていますかね。

中村

私は玄関を開けた瞬間にオフになります。環境が自然にオフにさせるというか…すぐに、お母さんに変身です。自分の帰りが遅いことが多いので、すぐに家事や子供のことに巻き込まれます。これってオフなのかな?仕事より大変な時間かも。

冨樫

そうするとお一人の時間とかってどうされているんですか?

中村

家族が寝たらそこから一人の時間です。テレビを見ながら家事をしたり、でも無意識にネタ探しをしていたり、次の日の仕事のこと、何か考えてしまっている…ちょっと疲れちゃうなって時はあります。だからもういいやって、何にもかも投げ出して本当にリラックスする日もあります。

鈴木

私も同じですね。常に何かしらネタを欲しがるってあります。来るものもあれば自分から取りに行かないといけないことも。最近はYoutubeとかも検索しまくっています。テレビで気になったものがあればネットで調べて…私も同じですね。常に何かしらネタを欲しがるってあります。来るものもあれば自分から取りに行かないといけないことも。 最近はYoutubeとかも検索しまくっています。テレビで気になったものがあればネットで調べて…ちょっとサイトどうなってる?とか、インスタどうなってる?とか。

平田

私はすごくオフですよ。本当にオフオフ。休みの日はスマホ放置です。子供が天使なので。子供のことしか見ていない。子供って先入観なく動いているから新鮮な気持ちで何かにつながる気がして子供から情報をもらっています。

出産前までは、休みの日もネタ探しをしたり家でも作業したりとか。今は全く。でもそうなると、限られた時間の中で仕事を効率よくしていかないといけない。

野毛

みんな多分、試合が終わっても次はどうしていこうって考えていると思うし、冨樫は広報なので常にSNSチェックしてって。私も常に外部の人と連絡をとったりしているので…ずっと携帯触って考えたりしているんだけど、どう?

冨樫

見ちゃいますね。SNSとかも承認欲求かと思うんですけど、どれだけの人が「いいね」くれたかなこの記事、って。緊急じゃなければ、放置することも大事ですよね。

野毛

そういうのゆっくりチェックできるのって休みの日だもんね。オンオフ難しいー

横山

私は一度入っちゃうとそこをずっとやり続けちゃうタイプなんで、もう最近はSNSは見ない!って決めてます。携帯も何時間か放置する時間を自分で作らないとダメですね。仕事をしてた頃、帰りの電車でも仕事のこと考えていた時はしんどかった。それはダメだなって。あえて切り離す時間は作るようにしていますね。

がんばりたいからこそ叶えたい働きやすい職場環境

平田

そこまでずっと考えちゃう仕事だと、やっぱり好きだったり楽しい仕事じゃないとねって思うんですよね。自分たちが働きやすい環境、女性が活躍するために、今後どうなっていけばいいかって思うことはありますか?

野毛

スタッフ側として選手がいろんな仕事を選べるような環境を提供してあげたいと思っています。選手が「これは自分に合っていない」となれば、別プランを提案してあげたりとか。ラグビー選手としても、がんばって欲しいですけど、一人の女性として自立することができるような形でサポートしていけたらいいな。まだまだこれからなんですけど。いつか選手たちが結婚して出産して、でもアザレアには引退はありませんから、お母さんになっても戻ってきて欲しい!トップのチームでプレーしてくれてもいいし、人数が増えてきたらエンジョイチームというか週末だけ楽しくラグビーできるようなことも考えています。男性に負けずがんばっていきたい。

平田

窓口がいっぱいあるのはいいですね。選択できる環境があると働きやすくなりますね。

中村

私は1人目の育休復帰後は、子供の送迎で時間が限られて短い時間で働いていたんです。時間制限があるので、復帰前に比べて割り切って仕事をすることが多かった。 最後までやりたかったなとか不完全燃焼、モヤモヤが募っていったんです。ある時、子供の寝かしつけが終わった後、この時間で家でプラス働ければもっとできたなって思ったんですね。時間外に在宅ワークをしたいと上司に相談してみたら、すぐにOKしてくれて。その後、両立社員にフレックスタイム制度の選択肢も与えていただき、自分的には働きやすい環境になってきたと思います。   

野毛

いろんな働き方をサポートしてくださっているんですね。御社は。人それぞれにあった要望に応えてくれているって感じですか?

中村

すべてのことに対応することは難しいと思いますが、何かしら働き方の提案をしてくれたり、必ず耳は傾けてくれるので相談しやすい環境はあります。

平田

私も育休から復帰する前まで戻りにくいなって思ってた。いざ仕事復帰の日、自分に何ができるんだろうって思っていたら、「これとこれをやってもらいます」って仕事を用意してくれていて。 じゃあその中で自分は何をやるかっていうのは考えないといけないんですけど。それがあったのですんなり職場に戻れた。そういうところはすごく感謝していますね。

最後に今後の目標と今日の感想をお願いします

野毛

目標は7月に上のリーグ(太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ)に上がる入れ替え戦があるので、その入れ替え戦に勝ってそのリーグに上がることです。勝った時にみんながアザレアに入ってラグビーをやって良かったって言ってもらえる環境づくりをしていきたい。選手や監督から話を聞いて、チームがまとまるようにしていくのが目標です。

横山

アザレアをもっと静岡の中で広めるようなことをしていきたい。そういうことができる環境だって感じるので。仕事的にも個人的にも今回のような形から、広がっていけるのが理想的な形かなって。

冨樫

選手としてもアザレア・セブンが大好きなので、素直に広報として広めていきたいなって思います。選手兼広報だからこそできることがあるんじゃないかなって思って。仕事ばっかり、選手ばっかりとかでなくバランスよくありたいと思います。あと、小さい目標なのですが、広報誌「AZALEA Vision」の『トガシのつぶやき』というコーナーがありまして…短い文章なんですけど、その中で面白いなとか掴まれるような文章を作ることが目標です。

野毛

アザレアにしかいないので、生き生きと働いている女性に関わる機会がなく、人生を楽しんでいる、いつかはこうなりたいと目標となる方々と出会えて楽しかったです。今後もいろいろとコラボしていけたらいいですね。

自分らしく働くとは?…「明るく元気に(^▽^)」働くことです。

横山

「いちプレイヤー」と「いち仕事の人」ってだけじゃなくて、素の部分とかで話せたことも良かったです。今後も繋がっていければと思います。アザレアもこれからのチームなのでいろいろとアドバイス等お願いします。

自分らしく働くとは?…「好きと得意を活かす」ことです。

冨樫

改めて、この6名でよかったなって思いました。みんな落ち着いていて、大人の女子会の仲間入りをさせていただきありがとうございました。

自分らしく働くとは?…「自分の中から湧き出るワクワクと熱量を大事に。」することです。

まとめ

スポーツとクリエーション、体育系と文系で違う世界に思えるようで共感できる部分がたくさんありました。スポーツをやりながら広報を行うアザレア・スポーツクラブの皆さん。musuvime側は、コミュニケーション・コーディネーター役を行なっているような…形は違っても悩みや考え方が一緒だったりとても充実した交流になりました。

スポーツ選手と聞くだけで、「強そう」「かっこいい」というイメージが先行してしまうかもしれませんが、「かわいい」「 優しい」部分があふれていていました。選手としての姿だけでなく、プライベートな魅力をどんどん発信して欲しいなと思います。musuvimeでも、アザレア・スポーツクラブさんをもっと広げるために協力できればと思います。

今後とも、よろしくお願いします。ありがとうございました。

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