2020.07.21
はじめまして。musuvime(むすびめ)メンバーでデザインを担当しない鈴木コンビが担当させていただきます。(写真は「サバ」ではなく「スズキ」です)
世の中では、コロナ禍でリモート化が進み、東京都心では今もテレワークが続いていると思います。
テレワークで離れ離れが故に対面できず、会議手法がこれまで以上に多様化されていると感じます。
今回は、そんな多様化されている会議手法とリモート会議に便利な「miro」を少し紹介したいと思います。
課題解決に向けての改善提案や新しい案件でのアイディア出しなどで煮詰まってしまったとき、社内で集まり、雑談~ブレストレベルで打ち合わせや会議をしています。
「ブレストしましょう」「今日はブレストレベルで打合せを」というフレーズを耳にしたことがあると思いますが、「ブレスト」とは何の略だと思いますか?
会議手法のひとつ、「ブレインストーミング」(brainstorming)の略です。
先日、「開発中のツールを楽しんでもらうためにはどうしたら良いのか」を議題として、musuvimeメンバーでブレスト、いわゆる一般的な手法である「ブレインストーミング」と、その進化系である「エレクトリックブレインストーミング」を実施しました。
1940年代にアメリカのアレックスオズボーン氏により考案されたもので、複数の参加者が顔を合わせてアイデアを出し合い、褒め合い、お互いに刺激し合うことで新しい解決策や、さらに創造的なアイデアを生み出すことを目的とした手法です。
多くの書籍が出版されていますが、特にビジネス業界での活用が多いようで、さまざまなアイデアを発掘する手法として効用を評価されています。
「ブレインストーミング」の4原則
1.批判厳禁
2.自由奔放
3.質より量
4.結合改善
ブレインストーミングを簡単に説明すると
・ 他の参加者のアイデアの批判や判断はしない
・ 自由、楽しい、共感を持てるアイデアを褒める
・ 質よりアイデアの量!できるだけ多くのアイデアを出す!
・ アイデア同士を結び付けてブラッシュアップする
ブレインストーミングをやってみた率直な感想としては、1つの案に偏り気味だった、案を出来るだけ収束させたいときに有効かなと感じました。
今回の議題は開発案件だったため、未確定要素や制作領域での不安要素もありました。そのため、なかなか難しい議題だったのかもしれません。
カナダのクイーン大学が開発したもので、参加者同士が顔を合わせることなくアイデアを出し合い、そのアイデアを参考にしながら自分のアイデアを加えてアイデアの質を高めていく手法です。
「ブレインストーミング」と比較して、アイデアの質と量が向上されたことが実証されています。
エレクトリックブレインストーミングを簡単に説明すると
・ 参加者同士は顔を合わせず自分のアイデアを一定の場所に入力していく
・ 他の参加者のアイデアを確認しながらさらに新しいアイデアを入力していく
エレクトリックブレインストーミングをやってみた率直な感想としては、顔を合わせてのブレストでは、発言を控えるメンバーも意見を出してくれました。
今回は女性ばかりでしたが、参加するメンバーが多様化するほど、エレクトリックブレインストーミングの力が発揮されるのではないでしょうか。
エレクトリックブレインストーミングは進化系ということもあり、リモートで顔を合わせないための工夫やツールが必須です。
今回は、オンラインでリアルタイムにブレスト(チャット)ができるホワイトボードアプリの「miro」を利用しました。
無料版で利用しようとすると、いくつかの制限はありますが、後から全体のアイデアを見返す(振り返る)ことができる便利なツールです。
利用する前は少し難しいかなと心配しましたが、すんなり誰でも簡単に1分ほどでホワイトボード画面に入れ、あとは、実際のホワイトボードを使っているのと変わらない感覚で簡単にブレスト(チャット)ができました。
また、リモートでも、他人のアイデア・意見に触発されて自分のタイミングで発言できるため、たくさんのアイデアが生まれました。
ただ、これらのアイデアをまとめる作業が大変・・・
出典:Miro
クリエイティヴなプロジェクトに取り組み、デザインを議論し、ブレインストーミング・セッションを行い、マインドマップを作成し、教育にホワイトボードを使用しましょう。
RealtimeBoardは視覚的プロジェクトの議論のための終わりのないヴァーチャル・ホワイトボードです。Youtube、Vimeo、GoogleDocs、GoogleDriveからホワイトボードに動画を追加しましょう。チームでプロジェクトを議論しましょう:ステッカー上にメモを作成し、ミニチャットでコメントしましょう。プレゼンテーションを作成して、あなたのサイトとソーシャルメディアでシェアしましょう。世界中のどこからでもホワイトボードに書き込みましょう!
Miro
代表的な手法2つとオンラインホワイトボードアプリ「miro」をご紹介しましたが、新しい企画の活用方法を生み出したいときやアイデアに行き詰ったときなどの状況、人数・参加者(社内同士・社内と社外等)にも左右されるため、どちらが良いかは正直なところ断定できません。
個人的な主観になってしまいますが、自分の作品そのものの創造であれば今回のような手法は不要ですが、クリエイティブは多くの人とのコミュニケーションによって生まれ、成長していく「活きている種」のようなものです。
musuvime「むすびめ」の「め」は「目」「芽」「女」を連想させています。
「伝えたい人」と「届けたい人」を結びつける「結び目」の役割を果たし、新しい「芽」を育てる。という素敵な意味が込められています。
目の前の意見に耳を傾けることで、種は「芽」を結びます。良い悪いの「判断」は下さず、お互いの意見を大切にしたコミュニケーションを取ることで、わたしたちmusuvimeも成長できると信じています。
次回は、「miro」で出たアイディアを収束していく段階の記事を掲載させていただきます。
全国名字ランキングで最も多い名字、1位「佐藤」は約189万3,000人!2位の「鈴木」は全国で約180万2,000人、3位「高橋」は約142万4,000人です。
女性クリエイターの集まるmusuvimeでは「鈴木」が3人もいます。これからも増えるでしょう。
全国の女性クリエイターの「鈴木」さんがもっと増えることを期待しています。
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