【浜松市】ものづくり体験も大盛況！「トクラスフェスタ2024」へ行ってきました！〈イベントレポート〉

地域への感謝を込めて初開催！
家族で楽しめる「つくる」「たべる」「あそぶ」体験

人造大理石のキッチンカウンターやバスタブの製造に強みがある「トクラス株式会社」。前身のヤマハのDNAを受け継ぎ、楽器製造で培ったクオリティの高い塗装技術や人造大理石の素材技術に定評があります。
初開催の「トクラスフェスタ」は、本社工場がある浜松への感謝と地域貢献を目的に企画され、社員がアイデアを出し合い準備を進めてきたそう。当日は本社敷地が一般開放され〝キオクに残る体験を″という素敵なテーマのもと「つくる」「たべる」「あそぶ」の約20種類の楽しいイベントが行われました。

大人も夢中！キッチン廃材で本格的な手作り体験

特に来場者に人気だったのがトクラスの技術を体感できるものづくり体験。キッチン扉の塗装を施したオリジナル時計、扉材を使用したサイドテーブル、トクラスの代名詞〝人造大理石″を削って作るカトラリーレストなど楽しさ満載の３種類。朝早くから整理券を求めて行列ができるなど、社員も驚きの大盛況！
高品質な材料で本格的なDIYが楽しめるとあって、子どもだけではなく、大人も夢中になって作業に取り組む姿が印象的でした。

社員食堂やクラフトマーケットでランチタイム

当日のランチタイムにはトクラスの社員食堂を一般開放。フェスタ限定のプレートランチやカツカレーが登場。ふだん入れない場所での特別なランチは、お昼前には売り切れになるほど人気。
さらに屋外ではグルメや雑貨を販売するクラフトマーケットも開催され、心地よい秋の風を感じながらコーヒーや焼き菓子、ピザなどを味わう人たちでにぎわいました。

職人手作りの縁日やショールームの特別公開も

屋外では子ども向けのイベントも豊富で、縁日や紙飛行機とばし、マウンテンバイク体験会などが行われました。縁日の魚釣りやストラックアウトでは、製造部門の従業員らが愛情を込めて加工や塗装をしたかわいいお魚や道具が大活躍。
さらに一般公開していない本社ショールームも特別公開。最新のキッチンやバスルームを社員がガイドするショールームツアーも行われ多くの来場者が熱心に見学していました。

担当者インタビュー
「地域の皆さまにトクラスのものづくり魅力を伝えたい」

トクラス株式会社　執行役員・経営管理部　部長　水野 宇多子様

弊社はヤマハ時代に高級木製家具の製造販売を開始したことに起源があり100年以上のものづくりの歴史があります。現在は4年前に就任した代表取締役社長　小泉和弘のもと「“こころくすぐる”水まわりで最好の暮らしをかなえる」をビジョンに掲げ、お客さまの暮らしに寄り添うものづくりに取り組んでいます。

このビジョンの一環として開催することになったのが「トクラスフェスタ」です。特に本社の社員は実際にキッチンやバスルームを使われるエンドユーザーさまと直接お話しする機会が少ないのが現状。浜松で本社工場を構える企業として、もっと地元の方に弊社のものづくりの魅力を伝えたい、そして地域貢献をしたいという思いが開催のきっかけになりました。

単に楽しむだけのイベントではなく「キオクに残る体験」の場を提供したいと思い、6月から社員がチームを組み準備を進めてきました。特に「ものづくり」体験では、子どもたちが自分で組み立てたり、作ったりする作業を通じて、将来「トクラスのキッチンを使ってみたい」「あの会社で働いてみたい」と思ってもらえたら…という願いも込めて企画しました。

フェスタの準備や当日運営はイベント業者に任せるのではなく社員が担当し、当日の警備・誘導は管理職総出で対応しました。大半の社員はイベント未経験でしたが、準備段階から年代、職制に関係なくアイデアを出し合いながら進めてきました。意見が衝突することもありましたが、普段の業務とは異なる視点やコミュニケーションも生まれ、社内の人材育成にも良い影響があったと思います。

今後も年1回、できれば地元で毎年人気の「エアフェスタ浜松」がある時期に開催し、全国からご来場いただけるようなイベントとして成長させたいと考えています。

取材を終えて

社内で企画したイベントとあってオリジナリティあふれる体験が満載で、年齢問わず楽しめるフェスタでした。当日の入場者はなんと3,359人。社内予想の2倍を超える来場があったそう。普段は立ち入れない工場の敷地に入り、優しく案内してくれる社員さんたちと触れ合うことで、近くて遠い存在だったトクラスが身近に感じられました。近所の人たちも徒歩で訪れていて、フィナーレの餅まきは大盛り上がり！

来年もまた行きたい思える満足度の高いイベントでした。